台湾産マーガオ(馬告、Maqaw)がギャバンから今月26日に新発売された。 マーガオは台湾原住民によって古くから使われてきた調味料で、見た目は胡椒のようだが関係なく、どちらかといえば山椒と似ている。ほんのりピリッとし、山々を思わせる緑とレモングラスのような爽やかさが特徴的なこのスパイスは、近年台湾国外のレストランや食通の間で人気が高まっている。
個人的には、台湾のチョコレートメーカー「Fu Wan」のマーガオ入りビーン・トゥ・バー(板チョコ)を食べたのが、初めてのマーガオとの出会いだった(ガストロニュース :世界中が注目!アジア産のビーン・トゥ・バー)。柑橘系の爽やかさと淡い辛さがチョコレートとうまくブレンドされ、すぐにマーガオのファンになってしまった。もう2年前のことである。タイミングよく台湾に一時帰国する友人にお願いし、買ってきてもらった。この時ちょうど台湾でマーガオブームが起こっており、知らなかった友人が驚いていたのを覚えている。
そしてこのマーガオ、この度日本でもギャバンから販売されることになった。以前に比べたら圧倒的に入手しやすくなったはずなので、是非購入をオススメしたい。
カルパッチョなどの刺身料理から、魚や肉、サラミやチーズまで、粒のままもしくはミルで挽いて料理の仕上げに使ってみるとよい。アイスクリームやチョコと合わせれば、ワインにも合う大人のデザートとしても楽しめる。いつもの料理をさらに面白くするマーガオ、クリエイティブに遊んでみてほしい。
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