9月20日金曜日、世界各地で何万人もの子供達が環境問題を訴える、世界規模のストライクが行われました。今年9月23日にニューヨークで開催された国連気候行動サミットに向け、気候変動を止める即時の対策要求が主な目的で、ノーベル平和賞にノミネートされているスウェーデンのグレタ・トゥーンベリ(16歳)さんが、1人で毎週金曜日に始めたストライキが「Fridays For Future(未来のための金曜日)」という動きとなり、世界各国の若者の共感を呼んだ結果です。
この日ボストンでも、およそ7,000人の学生が市役所プラザに集まり、自国の利益だけを考え地球そして子供達の未来を無視している大人達へ向け、持続可能な地球環境を残す即座の対応を求めるデモが行われました。
誰もが地球の異常な変動を感じつつも、問題が大きすぎて見て見ぬ振りをしてきたのは事実です。リサイクルやソーラーパネルなどエコ的な動きは各地でみられますが、それだけではもう間に合わないところまできています。それでも政治や経済と複雑に絡み合ったこの問題を対処できない大人達に代わって、このままでは未来がないと実感した子供達が、このような行動にうつしたわけです。
今後こうした環境問題の意識が高まる中、あらゆる分野の選択に大きな影響を与えていくのは間違いありません。環境問題に大きく関与している食についても同様、持続可能な農業や漁業サポートし、牛肉を避け、食料を無駄にせず、ストローやプラスチックのフォークやナイフを廃止するなどの行為が、食材やレストランを選ぶ上で重要になり、美味しい不味いだけにこだわっていた時代が終わろうとしています。ますます深刻になる環境問題に対応し、今後どう食が変わっていくのでしょうか?時代の変化を受け入れながら現実を直視し、個人レベルで今できることを考え実行していこうと、改めて痛切に感じさせられる日となりました。
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